自分がかかっている歯医者の歯科医は、いつも施術中はマスクをしています。そして、すごく優しいまなざしで、ほほえんでくれます。その優しい目が好きで、安心できます。彼は、なかなかマスクをはずさないので、顔全体を見ることはなかなかできません。しかし、最後に、次の治療について相談があるときには、診療室とは別のパイプ椅子に座って、カルテを見ながら、今の状態とこれからの治療の選択肢とリスクなどを説明してくれます。

私の通っている歯科医院の歯科助手さんは、歯科医の奥さんです。彼女は、すごく綺麗な歯をしていて、ご主人が歯科医なら、こんなに綺麗にメンテナンスができるのか、と羨ましく思います。にっこり笑った時の彼女の口元から見える歯は、本当に綺麗です。歯並びも良くて、白くて光っています。ですから、歯科医の口元にもすごく興味が沸いてきて、マスクをはずすのを期待していました。そして、とうとう、彼は、マスクをはずして、こっちを向きました。

マスクをした歯科医の見えている部分から想像していた顔と、実際にマスクをはずしてこちらを向いた彼の顔は、違っていました。意外だったのは、彼の歯並びです。助手の奥さんの口元のイメージが強すぎて、その男性版のような口元を勝手に想像していました。ところが、彼の歯は、小さくて、ランダムに並んでいました。あまりの理想と現実のギャップに驚きましたが、私は、彼の施術で、奥さんのような歯を目指してこれからの通い続けます。

虫歯ができると、仕方なく行くのが歯科医院です。正直言って、虫歯さえ無ければ本当に行きたくないんです。やはり、子供の頃から歯科医院に行くくせをつけるべきだったと思います。虫歯ができてからでなくてもいいのです。例えば、1ヶ月に1度、フッ素を塗ってもらうですとか。フッ素を塗ると、虫歯になりにくく、歯がきれいになるそうです。ただ、幼少期の私がそんなことを知っているわけもなく、結構高価なものなのでやりませんでした。

別にフッ素を塗らなくてもいいのです。そう、歯の健康診断をしてもらえばいいのです。歯の健康診断といえば、1学期に体育館に並んで行なったものでした。そこでは別に削ったりするわけではないのですが、妙に緊張しました。歯科医院の先生が閻魔大王のような感じでした。「お願いですからCと言わないで」と心の中で祈ったものでした。「C」というのは、虫歯のことです。ひどくなるごとにC1からC4まであり、C3以上になると、抜く覚悟が必要です。

その学校での歯の健康診断は、年に一度しか行われません。なので、その1年間で虫歯ができている可能性もあります。それを防ぐために、こまめに歯科医院に通って、歯を診てもらえばよかったと思っています。あと、歯石を取ってもらうこともできますね。これはちょっと痛いですが、削ったり麻酔をしたり、歯を抜いたりするよりははるかにましです。少し嫌な汗はかきますが、思い切り痛くはされない確約がありますので、どことなく安心感があります。

股関節に人工関節を入れる手術を知人が受けることになった。その際、担当医から注意されたことは細菌が入る心配があるので歯周病があれば直してくださいということだった。もともと歯周病で悩んでいた友人は、その言葉を聞いて、歯周病を専門に取り扱っている歯科医院を受診することにした。いろいろなつてをあたり、地元でも有名な歯周病治療を専門にしている歯科医院を紹介してもらいそこに予約を入れたのだが、なかなか希望時間に予約を入れることができなかった。

仕事を有給休暇を使い休みをもらい、予約が取れた時間に歯科医院を訪れた。待合室にはほかに患者がいなくて少し緊張をしたが、すぐに歯科医院の先生が対応してくれ、治療台に上がった。一通り葉を確認した後にレントゲンを撮り、それを見ながら、股関節の手術の日程を考慮し、治療スケジュールを説明してくれた。治療スケジュールを詳しく説明する歯科医は初めての経験で、丁寧な対応をするのだと、説明を聞きながら感心もしていた。

その日は説明を含めて1時間半ほどの診察だったが、その間に入ってきた患者は1人だけだった。随分空いてる時間があるんだなとその時は思ったのだか、次の診察時も同じような患者の人数で、紹介してくれた知人にそのことを話すと、紹介した歯科医院は、患者にゆとりある診察を受けてもらうために30分に一人の診察を基準に予約を入れるので、あまり患者が重なることはないということだ。また緊急時にも迅速に対応してくれるので、そのことも余裕を持った予約方式がいかされているのだろう。安心して受診できる歯科医だと知人はえらく感動していた。